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2018/06/05

ビジネス利用ができる企業用LINEアカウントの種類と運用方法を解説

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  • 1. 企業がLINEを導入するメリット
  • 2. ビジネス利用ができるLINE@とLINE公式アカウント
  • 2-1. 【LINE@】
  • 2-2. 【LINE公式アカウント】
  • 2-3. 共通の機能
  • 3. 企業用LINEアカウントの運用方法
  • 3-1. 友だちの増やし方
  • 3-2. ブロックを意識した配信頻度
  • 3-3. 情報発信
  • 3-4. ワンポイント
  • 4. まとめ

 企業がLINEを導入するメリット

最近ではLINEを使いプロモーションやコミュニケーションを行う企業や店舗が増えてきました。

その背景として大きいのは、やはり国内での利用者数が7,300万人を超えると言われるLINEの普及率の高さと幅広い年齢層へのアプローチが出来るという点にあります。
※2017年12月末時点/LINE@公式HPより

LINE@ではプロモーションとして売上のアップが見込めるのと同時に、

「チャット(1:1トーク)によりお客様との距離が近くなった」
「お問合せ窓口として設置することで、新規お問合せ件数が増えた」

という声も多く見聞きするようになってきました。
一方で、プロモーションとして売上アップを見込むためには友だち登録をして頂く必要があり、ブロックをされないための最適な配信頻度など運用面での対策も必要となります。

そこで今回は、いくつかある企業用LINEアカウントの種類や費用を簡単に紹介しながら、どのように運用すれば効果的なのか解説したいと思います。

 ビジネス利用ができるLINE@とLINE公式アカウント

ビジネス利用の企業用アカウントとして一般的なのが、LINE@とLINE公式アカウントになります。

普段私たちが使っているLINEはあくまでも個人用アカウントとなり、ビジネスとして商用利用をすると規約違反となってしまいます。しかも発覚後はLINE@やLINE公式アカウントの利用が出来なくなる可能性もあるので、企業用アカウントはLINE@かLINE公式アカウントと覚えておきましょう。

企業用アカウントとなるLINE@とLINE公式アカウントは事業規模や目的によりどちらを導入するかが決まります。その一番大きな理由は0円から始められるLINE@と1,000万円以上かかるLINE公式アカウントの費用面にあります。

 【LINE@】

主に個人や店舗、中小企業向け。
LINE公式アカウントを運用しながら、店舗ごとにLINE@を運用し、より店舗や地域に特化した情報を配信しているケースもあります。
プランの種類は全3種です。

初期費用:無料(各プラン共通)

●フリープラン
月額費用:無料
メッセージ配信:1,000通まで/月
タイムライン投稿:4回/月

●ベーシックプラン
月額費用:5,400円(税込)
メッセージ配信:5,000人以内/無制限
タイムライン投稿:無制限

●プロプラン
月額費用:21,600円(税込)
メッセージ配信:100,000人以内/無制限
タイムライン投稿:無制限

 【LINE公式アカウント】

主に大企業や大型店舗などの法人企業、アーティストや著名人向け。

初期費用:800万円~
月額費用:250万円~

費用に大きな開きがある理由も明確で、LINE@ではプロモーションに大きく関係する友だちを自ら獲得する必要があり、友だち登録数の上限も10万人となります。

一方のLINE公式アカウントでは公式ブログでの紹介やスタンプ配信の効果などにより、マスメディア並みの影響力があると言われています。そのため平均友だち数も600万人以上になるようです。

費用面も友だち数もかなりの開きがあるので意外かもしれませんが、機能に関して言えば80%は同じと言われています。LINE@で使える機能はLINE公式アカウントで全て使えるため、スタンプの作成など、残りの20%がLINE公式アカウントだけが使える機能となります。

では、その共通の機能を見ていきましょう。

 共通の機能

以下ではLINE@について基本機能や特徴、魅力を分かりやすくまとめていますので、LINE@の機能や特徴を詳しく知りたい方はご確認下さい。

 CSジャーナル
LINE@とは?LINE@の基本機能や特徴、魅力を解説
https://www.repeat-line.jp/media/line/line-at/
 LINE@とはLINE@は国内のみで30万以上の企業や店舗で認証アカウントが開設されているLINEユーザーとコミュニケーションも取れるプロモーションツールとなります。※数字は2018年2月末、公式サイトより●LINEとなにが違うの?●基本機能は?どう活用すれば良いの?●どん...

 企業用LINEアカウントの運用方法

LINE@は個人から登録することができる一般アカウント、企業や個人事業種向けの認証アカウントがあります。

一般アカウント:
審査等はなく、NET登録をしてその場で使い始めることができます

認証アカウント:
LINEの審査が必要になり、LINEアプリ内での検索結果にも表示されます

LINE公式アカウントは企業アカウントとなり、LINEのパートナーシップ登録・申請をする必要があります。無事に審査に通れば手続きをしてLINE公式アカウントを運営できます。

 友だちの増やし方

何と言っても友だち登録の数によりプロモーションの成否が決まります。先ほども紹介をしたように、LINE公式アカウントでは友だち獲得を容易に行うことが可能ですが、LINE@は自ら友だち登録を促す必要があります。

友だち登録をしてもらうためには、
・告知をして存在を知ってもらい、友だち登録を促す
・魅力的な情報で、友だち登録したいと思わせる

この2点が必要不可欠になります。

その中で、存在を知ってもらう方法として「店頭・店内」でのリアルと「WEB」でのオンライン、「印刷物」でのオフライン、「LINE内での検索」などがあります。

●店頭・店内
積極的にスタッフが声をかけたり、店内放送での呼びかけ以外にも友だちを集めるためのツールがLINEにはあります。告知用のポスターは無料で管理画面から発注が出来るため、トイレや入口など目に入りやすい場所への店内掲示により告知することが出来ます。

有料となりますが、数百円からPOPやステッカー、A5サイズのラミネートパネル、LINE@ショップカードなどのノベルティ発注も管理画面から行えるため積極的に活用したいところです。

ポスターやノベルティのQRを読み込んでもらうことで友だち登録をして頂けます。
※ポスターやノベルティの申請・発注には認証アカウントを取得する必要があります

告知ポスター ※写真引用元:LINE@マニュアルより

●WEB
基本となるのは管理画面から取得できる友だち追加ボタンやQRコードの自社サイトへの設置となります。他にも費用をかけずに行う方法としてはブログやメルマガ、FacebookやTwitterなどのSNSで情報を発信することにより露出を増やすことも重要になります。

有料での友だち追加の方法として広告があります。

リスティング広告やSNS広告、ポータルサイトへの掲載などの他に、LINEアプリ内のタイムライン枠で広告の出せるLINE Ads Platform(CPF)があります。

CPFは友だち追加課金型の広告となり、アプリ内へ掲載期間を自由に設定ができるうえに配信ターゲット設定も可能なため、効率的な友だち獲得が見込めます。
※広告用のアカウント開設が必要となります

CPFの画像 ※写真はLINE@公式ブログより

●印刷物
商品購入時に同梱するチラシや名刺などは見て頂ける可能性の高い印刷物となります。WEBと同様に、広告を出して告知することも可能です。フリーペーパーや情報誌の他に、折込チラシやDMなどがあり、各種掲載するための友だち追加用QRコードは管理画面から取得が可能です。

●LINE内での検索
認証済みアカウントの場合、アプリ内の検索結果やLINE内にアカウント情報を露出させることが可能になります。別途費用がかかりますが企業や店舗名、ご自身の名前など文字列を指定できる検索しやすいプレミアムIDに変更することも可能です。
※初年度 2,592円/2年目以降 1,296円 ともに税込

ここまでは知ってもらうための方法となります。しかし、どれだけ告知をして知ってもらっても登録したいと思ってもらえなければ意味がありません。定番なのは「○%オフ」や「1品無料」などの割引や無料サービス。

食事をしていて、「友だち登録をして頂いた方は20%オフになります」と目の前のPOPに書かれていれば、お客様からすると魅力的ですよね。

他にも、こちらの事例では最初は登録時の割引は行わず、イベントなど人が集まる機会を利用して「セール情報をLINEで告知します」という声がけをして多くの方に友だち登録をして頂いたようです。イベントにより簡単に登録ができることの声がけや、登録時のプレゼントも試しながら運用開始から5ヶ月で友だち1万人越えを達成しているようです。
LINE@公式ブログより:http://blog-at.line.me/archives/50863597.html

 ブロックを意識した配信頻度

せっかく苦労をして友だち登録をしてもらっても、ブロックをされてしまうとその後のメッセージを届けることも出来なくなり、ブロック解除をしてもらうのも至難の技になります。そのため、メッセージの配信はブロックをされないような頻度と配信する時間の配慮も大切になります。

メルマガであれば、日刊や数日おきに配信をしている企業や店舗も多いかもしれません。しかし、LINEでのメッセージ配信は月に1~4回程度に留めておくことをお勧めします。理由としては、「また来たのか…」と飽きられてしまったり、ストレスを与えてしまったりする可能性があることです。

特にLINEはフリーアドレスで登録できるメルマガと違い、常に持ち歩く携帯に直接届いて確認をしているお客様が多くいます。

LINEの2017年上期のインターネット調査によると、10代でLINEをPCのみで利用しているのは1%しかおらず、50代でも16%となり全体を通して見ると6%という結果も出ています。

よほど熱心なお客様以外は、毎日のように企業や店舗の情報を心待ちにしている方は少ないと思いますので、毎日送らなくて手間が省けたと良い意味で開き直ってみるのも良いかもしれません。

他にも、お客様の属性により配信する時間帯にも注意が必要になります。多くの人に該当する忙しい朝の時間帯は、避けることをオススメします。

例えば、学生や社会人の方であれば夜21時以降など友だちの属性にあった時間帯を意識することでブロック率を低下させることが可能になります。

自分が忙しい時間に毎回企業や店舗からメッセージが来たらどのように感じるか、といったお客様目線が大切になります。

 情報発信

友だちが集まったらメッセージやタイムライン投稿で情報を発信していきましょう。メッセージやタイムライン投稿の企画や施策に困った時は、こちらを参考にしてみてください。

企業や店舗にあった内容へ柔軟に変えられるように敢えて箇条書きにしています。
今後も参考になりそうな企画や施策は追加していきますので、楽しみにしていてくださいね。

●プロモーション
LINE@限定クーポン
友だち登録達成クーポン
ゲリラクーポン

●来店
先着プレゼント
参加型イベント告知
引き換えチケット配布

●情報
お店や商品・サービスに関連した豆知識
お役立ち情報の連載
新商品・セールのご案内

●アンケート
改善ポイントの選択
期待する新商品やサービスの選択
欲しいクーポンの選択

PUSHU型であるメッセージの配信で重要なのは、売り込みばかりしないことにあります。そのため、プレゼント企画やアンケートなどお客様目線で考えて工夫しましょう。配信した内容の効果測定をしっかり行うことで、お客様が求めている企画や効果の高い施策を見つけることが出来ます。

 ワンポイント

PUSHU型のメッセージと違い、タイムラインではブロック率が上がる心配がありません。積極的な投稿をすることで、ゆっくりとではありますが未登録の方に見て頂く機会を増やせるため、友だち登録を増やしてプロモーションに繋げることが可能になります。

 まとめ

企業用LINEアカウントである、LINE@とLINE公式アカウントの運用を中心にしてみましたが、いかがでしたでしょうか?プロモーションの成否を決める友だちの獲得やブロックされない運用、飽きられず安売りだけにならない企画なども必要になるため、自社にあった運用方法を見つけてみて下さい。

 

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